1.インストール前の準備(/booディレクトリの確保)

 通常、Linuxをインストールしようとするパソコンには、既にWindowsがインストールされている場合がほとんどだと思います。
この場合、パソコンのハードディスクのパーティションを変更したり、新しいハードディスクを追加したりすることになります。

ここで注意しなければならないのは、

インストールするハードディスクの先頭に、必ず「/boot」ディレクトリをマウントするパーティションを作成しておくこと

です。

すなわち、hadのハードディスクにLinuxをインストールする場合には「hda1」のパーティションに、hdbのハードディスクに インストールする場合には「hdb1」のパーティションに「/boot」ディレクトリを作成する、ということです。(注:1)

この「/boot」ディレクトリは、カーネルやシステムマップがインストールされるディレクトリであり、Linuxに精通している人にとっては当たり前のことかもしれませんが、私が今までに読んだ本の中で書かれているのを見たことがありません。(単に、勉強不足なんでしょうけど...(^^ゞ)

私自身が、今までにインストールした「Turbo Linux」の3.0〜6.0、「Vine Linux」の1.0、そして「Red Hat Linux」の6.1J・6.2J等では、この「/boot」ディレクトリをマウントするパーティションを特別に作成しなくても問題ありませんでした。

ところが、「Red Hat Linux 7J」では、「/boot」ディレクトリをマウントするパーティションを作成せずに、
    ・ インストールオプションでカスタムシステムを選択
    ・ パッケージグループの選択で「全部」を選択
してインストールした場合、2枚目のCD−ROMを要求してこずにインストールが終了してしまいます。
つまり、全てのパッケージがインストールされないということです。

詳しくは調べていませんが、「Red Hat Linux 7J」をインストールする場合、最初にインストールイメージのようなものをハードディスクにコピーしていうようです。しかし、「/boot」ディレクトリのパーティションが無いとこのコピーが行われず、インストールにおいても2枚目のCD−ROMを要求してこないようです。

この現象は、4台のパソコン(デスクトップ3台、ノートブック1台)で起こりましたので、まず間違いないと思います。

(注:1)
通常、Windowsは「hda1」にインストールされており、これを「hda2」等のパーティションに移動させるには、PartitionMagic等の市販のハードディスクユーティリティが必要となります。
しかし、Linuxには「GNU Parted」というパーティションのサイズ変更や削除、新しいパーティションの作成ができる管理ツールがあります。
この「GNU Parted」は、Linuxがインストールされていない状態でもフロッピーディスクからブートして使えるすぐれものです (^。^)