(3)/var/named/named.root
先に述べたように、このファイルは「/var/named/named.ca」をコピーしたものであり、自分で設定すべきファイルではありません。



(4)/var/named/127.0.0.db
ローカルループバックゾーンの逆引きファイルです。
@:$TTL 86400
A:@ IN SOA ns1.e-ryoichi-home.net. root.ns1.e-ryoichi-home.net. (
B: 2000120501 ; Serial
C: 3600 ; Refresh
D: 300 ; Retry
E: 360000 ; Expire
F: 86400 ) ; Minimum
G:  IN NS ns1.e-ryoichi-home.net.
H:  IN NS ns2.e-ryoichi-home.net.
I:0 IN PTR localnetwork.
J:1 IN PTR localhost.


[解 説]
@:このファイルのTTL(Time To Live)を24時間に設定しています。
BIND9で必ず記述するよう求められています。

A:SOA(Start of Authority)レコード。
'@'は「named.conf」内で指定した「0.0.127.in-addr.arpa」を示します。
B〜Hの行は引き続き同じ内容であるため、省略されています。
「IN」はnamedに対しインターネットクラスのレコードを使うことを指示しています。
「SOA」の後の「ns1.e-ryoichi-home.net」がこのドメインのプライマリネームサーバーであることを示しています。
その後ろの「root.ns1.e-ryoichi-home.net」は管理者の電子メールアドレスを示しています。
通常、電子メールアドレスは'@'を使用しますが、ゾーンファイルの中では、'@'は上述したように特別な意味を持つので、代わりに '.' が使用されています。
なお、BIND9では最後の '(' を必ず第1行目に記述するように求められています。


B:セカンダリネームサーバーは、このシリアルナンバーの値が増加しているかどうかでゾーン転送を行う必要があるかを判断しています。
このファイルに修正を加えた場合、必ずこの値を1つ以上増加させなければなりません。
一般的に、修正日yyyymmdd と 変更回数xx という書式で使われています。

C:セカンダリサーバーは1時間毎に、プライマリサーバーにレコードの更新の有無を問い合わせます。

D:セカンダリサーバーがプライマリサーバーに接続を試みて出来なかった場合、5分後に再度接続を試みるように設定しています。

E:セカンダリサーバーがプライマリサーバーに接続できない場合、100時間後にキャッシュしている内容を破棄する設定にしています。

Fセカンダリサーバーがプライマリサーバーに接続できない場合、キャッシュしている内容を期限切れにするまで24時間待機するよう設定しています。

G:ネームサーバーレコードです。
ドメイン「e-ryoichi-home.net」におけるプライマリネームサーバー名を示します。
(設定方法は、次の「/var/named/e-ryoichi-home.net」の中で説明します)
完全な書式で指定し、最後に必ずピリオドをつけなければなりません。
ピリオドをつけ忘れた場合、namedはサーバー名を「ns1.e-ryoichi-home.net.e-ryoichi-
home.net」として認識します。

H:ドメイン「e-ryoichi-home.net」におけるセカンダリネームサーバー名を指定しています。

I:ポインタレコード(逆解析レコード)です。
行頭の「0」が「0.0.127.in-addr.arpa」の先頭に加えられ「0.0.0.127.in-addr.arpa」を表します。
namedは「127.0.0.0」というIPアドレスに対し、「localnetwork」という名前を返します。

J:IPアドレス「127.0.0.1」に対し、「localhost」という名前を返します。